海沿いの家が被害を受けやすい「塩害」とは?

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青く広がる海に憧れて、海沿いにあるエリアに家を建てたという方は多いのではないでしょうか?窓から海が見える家は、とても素敵ですよね。

海沿いのエリアに家を持つ方の中には、庭にテラスを設けている家庭もあります。天気が良い日には日の光を浴びて、潮の香りや潮風を満喫できる…とても贅沢です。

海沿いのエリアは塩害に注意

広大な海という自然を感じられるのが魅力の海沿いのエリア。一方で、海沿いのエリアならではの難点があることも事実。「塩害(えんがい)」です。

塩害とは、植物や建物に及ぶ、塩分が原因となる被害の総称です。海沿いのエリアで言うと、塩分を含んだ潮風が原因になります。

海水には塩分が含まれていることはご存知だと思います。この海水の蒸発によって、塩分を含んだ空気が生み出されます。これが風に乗って流れ、窓や玄関のドアなどに付着し、サビや劣化の原因になります。

潮風の影響は思っている以上に遠くまで届きます。海から5キロ程度離れていても、塩害が起こると言われているので、海沿いのエリアに家をお持ちの方は注意しましょう。

見落としがちなお庭のメンテナンスを

塩害によって建物が劣化するというお話をしました。この話を聞いて、屋根や外壁など、建物のメンテナンスをきちんとしようと、心に決めた方は多いかもしれません。確かに建物のメンテナンスは大切ですが、お庭を持っている方は、お庭のメンテナンスも忘れないでくださいね。

お庭は普段の生活において、建物ほど快適性に関わっていないことから見落としがちですが、同じように塩害の影響を受けます。家の見栄えに関係するので、美しい外観を保ちたい場合、お庭のメンテナンスも欠かせません。定期的に耐塩性能を持つ塗料で塗装をしたり、こまめに掃除をしたりして、メンテナンスを徹底しましょう。

環境に合わせたリフォームでメンテナンスの負担を軽減

メンテナンスが大切と言っても、普段の生活で忙しく、なかなかメンテナンスをする時間がとれないという方もいますよね。そんな時はお庭を、環境に合わせてリフォームしてはいかがでしょうか?

例えば、外からの侵入を防ぐために設けた門扉や鉄柵は、塩害の影響を受けやすい箇所と言われています。これらは特に、サビの被害が多いので、サビにくいステンレスのような素材のものに変更することをおすすめします。

海を見たいからと設けたテラスも、素材次第では塩害の影響を受けて、メンテナンスの負担が大きくなります。こちらも潮風に強い素材を使ったテラスにリフォームしましょう。

塩害に限らず、こうした環境に合わせたリフォームをすると、メンテナンスの負担が少なくなります。きれいな家で、より快適な暮らしを送れるようになりますよ。

リフォームを依頼する時は、その土地の環境についてよく把握している、地元密着型のリフォーム会社を頼るのがおすすめです。地元で愛されて20年、藤沢エリアのリフォームを手掛けてきたからこそ、経験もふまえて、土地の環境に合ったリフォームを提案してくれます。

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