不動産購入時に大体の人が組むことになる住宅ローン。借入先を自分で探した人と不動産業者から紹介された人と、決め方は2パターンあるようです。とあるデータによると、自分で探した人は現在の住宅ローンを含めた住まいまわりのお金についての満足度も高く、業者から紹介された人の満足度よりも1割近く高いという結果が出ました。また、自分で探した人の方が金融リテラシーも高く、借りているローンについて詳しく把握し、積極的に見直しを行うなどのマネーコントロールを行う傾向にあることも分かっています。
自分で住宅ローンの借入先を探す場合、給与振込口座など自分自身が取引のある金融機関や勤務先が提携している金融機関などが候補になるでしょう。金融機関にとっては、借りる人の返済能力が把握しやすいというメリットもあるので、金利優遇などについても具体的に相談すると良いかもしれません。今ではほとんどの金融機関が取り扱っている住宅ローンをホームページ上で紹介しています。情報を比較検討した上で、自分が借りたい住宅ローンを提供している金融機関に直接相談するというのも1つの手です。
銀行や信用金庫などと少し違う、特殊な金融機関がろうきんです。加入者の助け合いを目的とした非営利の金融機関となっており、必要以上に儲けようとはしないため他と比べてローンの金利が低めに設定されていることが多いようです。最も大きいのが関東1都6県を対象としている中央ろうきんです。中央ろうきんの住宅ローンは同一勤務先で1年以上働いていれば申込みが可能で、審査申込みに必要となる年収も住宅ローンを扱う金融機関では最低水準ともいえる150万円です。これらの条件からも勤労者に優しい金融機関だということが見てとれます。長期間の返済となる住宅ローンは、金利変動リスクへの備えが大切になります。中央ろうきんの住宅ローンでは、固定金利型や変動金利型だけではなく、ライフプランや希望に合わせて金利タイプを組み合わせられる金利ミックスも利用可能です。
自分で借入れ先を探すと、たくさんの選択肢の中から自分に合うもの、より低金利なものを選べます。手続きやローン審査などは不動産業者が提携している住宅ローンよりも時間がかかるため、早めに行動に移しましょう。
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